972 : ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 00:28:26.50 ID:Qx9hJtOi0 
先輩と2人で遺体引き取りに出ることになった。
団地で孤独死した老婆を会館まで連れて帰る。
腐敗程度は皆無でヘルパーさんが発見したらしい。 
親類は遠方から来るため、引受は親類が来るまで待つ事になった。


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975 :ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 00:52:41.12 ID:Qx9hJtOi0 
先輩「んー遅いな…。」 
 
俺「そうっすね~」 
 
これでは夜中になってしまう。 
ストレッチャーを横目に団地を見上げた。 
古い団地だ。外壁の何度も補修された後が縫い傷の様に見えた。 
 
先輩「とりあえず階段の幅の下見しに行くか」 
 
俺「暇ですしね…」 
 
今考えれば何故そんな発想が出たのか… 


2人で階段を登る。 
コツコツコツ…。 
狭いし急だ…。打ちっ放しの壁と薄暗い電灯が続く階段。 
目的の階に着くと端まで薄暗い電灯と玄関灯が並んでいた。
 
俺「これは降りるのホネですね…」 
 
先輩「だな…」 
 
さて、まだ親類も来ない事だし降りるか…。
 
「?!」ビクッ 
 
先輩「何だ⁇」 
 
俺「いや…なんでしょ…」ヤナヨカン… 
 
振り返ると一番奥(御遺体の部屋前)の玄関灯が切れていた。 
 
先輩「やな感じだ…」 
 
(ですよね━━(゚A゚;)━━!!) 
 
先輩の予感は的中した…! 




バチバチバチバチっ…! 


奥の部屋から街灯が消え出し、暗闇が走って来るっ 
 
俺「マジかっ」 
 
先輩を放置し、猛ダッシュで階段を駆け下りる。(だってヤベェんだもんw) 
 
先輩「テメー!」 
 
だだだだだだだだっ 
鬼の形相で追いかけて来る先輩w 
でも今はあんたよりヤバい空気が迫ってますからっ((((;゚Д゚)))))))


976 :ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 00:59:54.07 ID:Qx9hJtOi0 
飛び降りるように階段を駆け下り、ストレッチャーの所まで辿り着いた。 
 
先輩「テメェ…やってくれたな!」ゼェゼェ 
 
俺「何の事やら」ゼェゼェ…
 
二人の中年が息を切らしてしゃがみ込む。 


ふとさっきの階に目をやると電灯は全て点いていた…。 
 
(やっぱり…(´;ω;`) ) 
 
これで一気に引取りのハードルが上がってしまった…。 
 
先輩・俺「…」 
 
出来れば今すぐ理由をつけて帰りたいが、そうするとリアル鬼ごっこが確定する…。 
これは親類を待つしか…(´;ω;`) 


先輩「おい。」 
 
俺「何すか。」 
 
先輩「じゃんけんだ。」 







は?頭イカレタカ?



977 :ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 01:08:05.58 ID:Qx9hJtOi0 
要はどっちがオカルトなのかを確認しよう。という話らしい。 
負けた方が1人で戻り、さっきの現象を確認するという事だ。 
(恐らく俺なんだがな…黙っとこw) 


じゃーんけーん… 



ぽん!! 

先輩「ぐぬぬっ」 
先輩、お疲れっす(つ∀`)タハー 


先輩は1人で階段を登り、目的の階まで辿り着いた。 



何も起きねε-(´∀`; )ヤッパリ 
俺確定www笑えない…。 
と思っていたら先輩の猛ダッシュの足音が…www殺されるwww 




先輩「ヤベェ…初めて見た…」 
 
どうもそれらしきモノを見たらしい。 
やめてくれよ…( ;´Д`)



978 : 名も無き被検体774号+:2013/11/24(日) 01:12:44.43 ID:4PHl0yeY0 
怖えぇ~!!



979 : 名も無き被検体774号+:2013/11/24(日) 01:12:59.16 ID:/8BxrhjH0 
wktk



980 :ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 01:17:16.92 ID:Qx9hJtOi0
もうどうしようもない空気に苛まれ、苛立ちながら2人で煙草をふかしていた。 
正直二度と登りたくない…。 
先輩の話だと、黒い何かがドアの前で立っていたらしい。 
そうこうしたらやっと喪主が到着した。 
怪奇現象の事は伏せて、挨拶と段取りを話す。
 
先輩「では…」 
 
神妙な顔をしているが正直ビビリまくりである。 



しかし意外や意外。いや、予想通りと言うか…。 
喪主が到着した部屋まで、一度も怪奇現象は起きなかった。 
勿論引取りの最中も、会館までの移動もだ。 

喪主と俺が寝台車に乗り込み、会館まで移動した。 
詳細は身バレするので割愛するが、中々故人とは会えないすれ違いの生活を送っていたらしく、来月こちらにやっと引越す予定が出来た矢先だったそうだ。 
喪主が来るまで誰にも近づけたくなかったのかもしれん…。 

そうでなければビビリ損もいいところだ。 





981 :ヘタレ葬儀屋 ◆fcEtU5f4EA :2013/11/24(日) 01:21:21.56 ID:Qx9hJtOi0
その後、俺と先輩の仲は数日間最悪だったのは言うまでもないwww 
あの出来事以来、無神論者の先輩がコッソリと禊をした腕輪念珠を買ったのは内緒だwww



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